7.名詞コロケーション

英文は、同じもののペアで1つのより大きなブロックをつくります。
ペアブロックの並べ方の規則を知っておくと英文記憶に役立ちます。
また、ブロック毎にわしづかみをしていくと英文が高速に読めるようになります。

例)名場(メイバペア) 名詞がくればそのあとに場所がくる
  N(名詞)<イオン(説明句)

  英語の感覚と、日本語の感覚でひとつの重要な違いは、
  英語では、名詞を先に言って、あとから説明をつけますが、
  日本語では、説明を先に言って、名詞をあとでとめます。
  このことを意識しておいて音読します。

  nothing <to do
  the book <her sister was reading
  the use of a book <without pictures or conversations
  a White Rabbit <with pink eyes
  a large rabbit-hole <under the hedge
  a moment <to think about stopping herself
  the people <that walk with their heads downwards
  nothing( <else +<to do) 合成2重後置修飾

  いずれも、一息で、イメージを湧かせて読んでください。

例)おおまかこまか ペア
  ボヤ クッキリ 
  1語 数語
            
 このペアブロックも英語によくでてきます。

動詞ボヤ(方向)クッキリ(具体場所)
took a watch/out[of its waistcoat-pocket
take _/out[of it
come! out[among the people

英文のリズム構造、それに近い基本英文、使われているクライテリア
を意識しておくと、非常に英文が記憶しやすくなり、忘れにくくなります。

例)名詞 of 名詞 はひっくり返らず一体化する
  N of N’  一体不可分感覚
  名詞 of 名詞 の構造をもっています。

 the sound of ( )silence  ( )は無冠詞をあらわす
 ( )narrow streets of ( )cobblestone
 the halo of a street lamp
 the flash of a neon light
 the wells of ( )silence
 the words of the prophets
 the sounds of ( )silence
 the use of a book
 the pleasure of ( )making a daisy-chain
 the trouble of ( )getting up

ofがあれば、これらの名詞句を分解しないでください。
一息で、途中に絶対に息継ぎせずに、スラっと読むまで
口になじませてください。

つぎに、実際の英文雑誌の例をとりあげます。
タイムやニューズウィークの英語はなぜ、難しいのでしょうか?
ひとつには、英語のペアブロックの応用の仕方に慣れていないからです。

例)ビジネスウィーク誌
  否定主語の考え方
  No piece of the network is under as much fire as the
  core MTV channels.

このような英文を読めないのが、日本の学校教育の英語教育の
現状だとおもいます。
No Sではじまる英文の感覚と、as形容詞C as Nの
感覚が、この英文を理解するときの鍵になります。

集団vs個のペアブロックです。

ダントツ英文 絶対主語 (絶でnoを連想)
No  S is as C as   N.
皆無 S asなるC asとは Nがそうであるように

No 雑魚 as C as ダントツ

意訳 絶対に最高なCは、Nである。

この上記の英文は、このようなリズムパースペクティブがあります。

Nopiece of the
皆無どんな
network isunder as
テレビ局下位置にある
muchfire as the
火 ぴろーん
coreMTV
主力の
channels.
番組(複数)

(MTVチャンネルというのは、いろいろと物議をかもして、
攻撃、批判されている予備知識は必要です。
アメリカのケーブルテレビで、傘下にいろいろなチャンネルが
あります。)

神視点で、絵にしてみるとよくわかります。
このようには、いろいろな放送局があります。
そのなかで、燦然と輝いているのが、MTVです。

ダントツ英文です。神は、全体を見回して、ダントツなのを
天空の高みから発見する感覚です。ダントツなNは、文尾で目立たせます。

N1 is under fire

N2 is under fire

N3 is under fire

N4 is under fire

N5 is under fire

MTV is under fire

世の中には、さまざまな要素があります。(神の視点)
N1,N2,N3,N4,N5,・・・・,MTV
たくさんあるけれど、どのひとつも、MTVと同程度のものは皆無です。

No 般 is under as much fire as 具体MTV.になります。

こういう思考の準備をして、

No piece of the network is under as much fire as the core
MTV channels.

の英文を、ビジュアル・ココロ・リズムに着目して音読します。
そうすると、非常に高い効率で、完全記憶できるばかりでなく、
似たような英文にでくわしても、即座に理解できます。

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